おはようございます。
今日は、私みたいな素人が練習して歌が上手くなるために重要な「音楽の聴き方」について考察してみたいと思います。
歌が上手くなるためには
私みたいな素人が、歌を上手く歌うためにはどうすればいいでしょうか?思いついたものをざっと一覧にしてみます。
- 音程を正確にする
- リズムを正確にする
- いい声で歌う
- 歌唱技術を身につける
- 抑揚を必要充分につける
- 情感を込めて歌う
- 歌詞の意味を上手く表現する
- 歌(音楽)の背景を理解して表現する
これらを実践するためにはどうすればいいでしょうか?
実践するためには、声質とか男女の違いとか物理的な障害もあるとは思いますが、まずは自分の頭の中で曲のイメージができない限り表現できません。
イメージを作り上げるためには、それ相応の「聴き方」があると思います。
以下、素人の私が歌(音楽)を聴いている(聴き込んでいる)時に注意していることを書いていきます。
なにぶん素人なので、「は?そんなの当たり前じゃん」って思う方もいると思うのですが、まあ素人のおっさんが思ってることなので、軽く受け流してくださいませ。
音程とリズム
まず音程・リズムについて。
上手くなってくるとわざとコード(和音)の中から別の音を当てたり、タメなどを使ったりしてより表現豊かに歌えたりもすると思いますが、私みたいな素人には「正確な音程・リズム」がまずは目指すゴールです。
何度も何度も原曲を聴いて、時には数百回のレベルになるくらいに聴いて音程やリズムを覚えます。
音程を覚えようとしても普通に聴いていると、コード(和音)の中の別の音に聞こえることも素人の私などはよくあります。
そんな時は、カラオケ採点を利用してガイドメロディに合わせることを目指して聴きながら歌ってみるのもいい選択かもしれません。
採点のガイドメロディも間違えている場合もあるので、音程を間違えそうで不安な時は、スマホで音楽を再生しながら、オーディオインターフェースのAG03をつないで、自分の声も聞こえるようにして一緒に歌って合わせて確認する時もあります。
リズムについては、「裏拍」や「譜割」などに注意しながら、シンコペーション(弱起)の曲などは特に注意して、まずはジャストタイミングで頭の中で再現できるように繰り返し聴きます。
とにかく音程とリズムは歌の基本です。
ここを間違えて歌うということは、「別の曲を自分の頭の中で作曲して歌っている」ということになると私は思っているので、アーティストさんが作った音程・リズムが好きで歌うのだから、最大限のリスペクトを持って覚えています。
まあ、でも素人なので間違いは多々あります。。。頑張ります。
とにかく、自分の頭の中で、アーティストの原曲の音程・リズムをイメージできるようになるまで繰り返し聴きます。
まあ、でもガチガチに「覚えなければっ!!」って感じのスタンスじゃなくて、「いいメロディだなぁ」とか「ああ、このリズムかっこいい!!」って思いながら聴いている感じです。
いい声で歌う
アーティストの曲を聴いていて、「あぁ、いい声だなぁ」って思って聴いてることってよくあると思います。
アーティストさんに限らず「歌が上手い」と私たちが評価する時に、「いい声」ってことは非常に重要なことだと私は思っています。
いい声にもいろいろあって、いわゆる「キレイな声」だけじゃなく「曲に合った味のある魅力ある声」がいい声だと個人的には思っています。
声質は天性のものでもあるので、私みたいなおっさんは、「あぁ、自分の声嫌いだな。。」って思ったりすることもよくあります。
とりあえず自分の声のことはかたわらに一旦置いておいて、まずは「アーティストはどんな風に声を出して(発声して)いるのか?」に着目して歌を聴いてみましょう。
「ここはかすれるように息を漏らしてる?」
「ここは澄んだように伸ばしてる?」
「ここはお腹に響くくらい低音を太く出している?」
「ここは口の形が普通と少し違うんじゃない?」
「ここは少し受け口な感じ?」
「ここは喉の奥で声を丸めてる感じ?」
「ここはあえて喉声?」
「ここはファルセット?」
「ここはミックスボイスかな?」
って感じで、いろんなことが気になってくると思います。
聴いていきながら、時々そういう声を出すための喉や口の形をイメージしながら声を出してみます。
要するに「モノマネ」です。
聴きながらアーティストのモノマネをしてみます。
私などは、全然似てないことが多いのですが、器用な人はかなり似てる感じに声が出せるようになる人もいるのではないでしょうか?
声質には個人差があるので、とりあえず似ていなくてもいいので、こうやってモノマネしながら聴いていると、自分の「声の種類」が増えていくと思います。
発声の種類の引き出しが増えていくことは非常に重要だと私は思っています。
ボイストレーニングに行って、最初から正しい発声を身につけたいと思う方もいるかもしれませんが、私は個人的に「正しい発声というものは無い」と思っています。
曲に合った発声はあると思います。
また人によって曲に合う発声も違ってくると思います。
その曲をその人が歌う時に最適な発声を教えてくれるところがボイストレーニングだと思っていますが、行ったことがないのでよく知りません。
個人的には、ボイストレーニングに行く前に、たくさん曲を聴きながらモノマネをして出せる声の種類を増やすべきだと思っています。
その為に、繰り返すようですが「アーティストはどのように発声しているか想像しながら自分で発声しながら聴いてみる」ことを試してみてください。
ただ、曲に対しておかしな発声をしていないか確認する為に、自分の歌声を定期的に曲ごとに録音(カラオケの動画サービスを利用するとかでもいいです)してみてください。
発声しながら自分で聞く声と、録音を聴いた時の自分の声は結構違います。
歌唱技術
上で扱った「声の出し方」と同じように、歌唱技術についても、「アーティストはどう表現しているか?」と、確認しながら聴いていくことも重要です。
「ここはしゃくり」
「ここはフォール」
「ここはこぶし」
とかいろいろ歌唱技術の名前まで含めてわかる人もいると思いますが、とりあえずは「なんかここの表現好き!」って感じの箇所を注目して聴いて覚えていくといいと思います。
ちなみに、LIVEDAM Aiが精密採点Aiで評価項目にしている歌唱技術としては:
こぶし
フォール
ビブラート
アクセント
ハンマリングオン
エッジボイス
ヒーカップ
があります。
そして、上の声の出し方と同じように、声を出して「歌謡技術をモノマネ」しながら聴いてみてください。
何回も「モノマネしてください!」って言ってると思うと思いますが、私たち素人はまずは謙虚に「真似る」ことが重要だと思います。
抑揚
アーティストさんが、曲のサビなどで一層声を大きくして歌ってたり、小さな声で歌詞を切なく歌ってたりしたら感情が揺さぶられます。
私は、音量に関して決定的に音痴なのでこの抑揚はかなり弱いのですが、それでも曲の中で「ここは大きい」「ここは小さい」とかが少しはわかるようになってきました。
普通の声量と比べて、どのくらいの大きさ小ささでアーティストはそのフレーズを歌っているか?おおよその感覚でいいので注目して聴いていくことは重要だと思います。
私は苦手なので、多分これを読んでいる方々の方が感覚的につかんでいると思います。
歌詞やメロディの盛り上がりに合わせて抑揚をつけてアーティストは歌っていると思うので、歌詞なども合わせてよく聴いてみてください。
歌詞の意味・歌の背景に合わせた情感の表現
このあたりになってくると、私はまだまだ全然不十分なのですが、アーティストが意図している表現はなんとなくわかるようになってきたと思います。
本当に歌が上手い人たちの得意とするところは多分こういうところだと思います。
上手い人は、自分が歌う場合に自分の得意なところなどを考えながら「自分ならどう聴いてもらうか?」を考えながらアーティストの曲を聴いているのだと思います。
素人の私たちはまず、歌の世界観をアーティストはどのように表現しているか?を謙虚に考えながら聴くことが大事だと思います。
。。。深いですね。もっと聴き取れるようになりたいです。
まとめ
説明の為に項目別に書き出していきましたが、自分の中では全ての項目をほぼ同時に、その瞬間ごとにある項目に重点を置きながら聴いている感じです。
お互い頑張っていきましょう。