いつもキレイな音で楽しませてくれているMAX2。
このMAX2はどんなOSで動いているのでしょうか?
気になったので調べてみました。
まずはJOYSOUND.bizのこのページを見てください
https://joysound.biz/wp-content/uploads/2017/06/jsnxfx_oss.pdf
オープンソフトウェア一覧です。
pdfのファイルネームより、響(js-nx)、MAX(js-fx)、MAX2(js-fx)に載っているオープンソフトウェア一覧だとわかります。
ページを見ていくと
-kernel-3.10.31-ltsi
という文字があるのがわかります。
カーネルとはUNIX系OSの中核の部分の意味です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AB
LTSIとはLINUXのディストリビューションの一つです。
https://www.linuxfoundation.jp/projects/
https://ltsi.linuxfoundation.org/
このように、MAX2はLINUXのLTSIディストリビューションのものを使用しているようです。
また、先のpdfを見ていくと
-alsa-utils 1.0.27.2
という文字が見えます。
Advanced Linux Sound Architecture (ALSA) は、サウンドカードのデバイスドライバを提供するOpen Sound System (OSS)を置き換えるために開発されたLinuxカーネルコンポーネントです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Advanced_Linux_Sound_Architecture
http://www.alsa-project.org/main/index.php/Main_Page
サウンド関係の処理はこのコンポーネントで処理していると思います。
ハイレゾの処理は、このALSAのパッケージ内にsnd-hda-intelというHDAオーディオを制御できるintel ICH6以上のI/Oコントローラーハブに対応したドライバがあるのですが、これを用いて実装されてるのではないかと私は推測しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/I/O_%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%96
https://www.intel.com/content/www/us/en/chipsets/high-definition-audio.html
MAXまででは、Analog Codec ’97のドライバか、その他のドライバで処理していたのではないかと推測しています。
このようにMAX2がどんなもので動いているか推測するのも面白いかと思います。
しかし、エクシングさんはこんなpdfファイルをよく正直に公開してくれているなって頭が下がります。
MAX2をソフトウェアの観点からいろいろ眺めてみました。
私には手探り状態の情報ですが、UNIXやLINUX関係に詳しい人が見たらいろんなことがわかるのでしょうね。
参考まで。